ロードバイク・ペダルの種類と選び方

ロードバイクペダル選び

ペダル選びポイント

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ロードバイクに乗り始めるに当たり、本体以外の取り付けパーツで悩む部分の一つが「ペダルの種類」です。形状もメーカーも沢山あるので、いったいどれを選んだら良いのか悩んでしまいますよね。

ロードバイクの完成車を購入する場合、始めからペダルが装着している物もありますが、殆どの場合、ペダルは別売になっていて購入者が選ぶ形で販売されています。始めから決められていれば良いんですが「選べる」となると、欲も絡んだ物選になる物です。

選べるとなった場合、「より自分に合ったもの」「より高性能な物」への憧れも出てきたりして、ペダルは普通の物じゃ無くスポーツタイプの物に変更したい気持ちも出て来ることでしょう。

しかし、ロードバイクの知識が浅い状態では、どんなペダルを選んだら良いのか分らず悩まされるはずです。ここでは、ペダルの種類と選び方について画像を交えながら説明して行きます。

ペダルの種類は大きく分けて4種類

ロードバイク用のペダルは大きく分けて4種類に分類されています。
ロードバイク以外のペダルの種類等について書いてしまうと、頭が混乱する要因にもなり兼ねないので、ここではロードバイク用のペダルに限定した形で説明して行きます。

一点注意点として、ペダルはクランクに取り付けて使用しますが、取り付けるネジの規格が、「9/16インチ」と「1/2インチ」の2種類あるので気を付けましょう。

主流なのは「9/16インチ」なので、流通してる商品もほぼこの規格で統一されていますが、ビーチクルーザー、BMX等で「1/2インチ」規格の物があります。

ロードバイクのペダルの種類

フラットペダル(フラペ)

フラットペダル

自転車用のペダルとして最も普及しているタイプのペダルです。フラットペダルも細かく分類したら限が無いので、両面使えるタイプのペダルと思ってもらえれば良いです。

ママチャリ等の一般的な自転車にほぼ100%採用されているフラットペダル。履物を選ばずに気軽に自転車に乗れる事がフラットペダルの利点でもあり普及している理由です。

フラットペダルに関しては知らない人の方が少ないと思うので、突っ込んだ部分での説明は割愛しますが、フラットペダルの大まかなメリットとデメリットについて説明しておきます。

フラットペダルのメリット

  • 街乗り等でストップ&ゴーが多い場所や、飛び出し等に対しての緊急回避時などに直ぐに足を着く事できる。(サンダル履きはオススメしません)
  • スニーカーやサンダル等でも気軽に自転車に乗る事が出来る。
  • 価格が安く種類も豊富。

フラットペダルのデメリット

  • 踏み込むペダリングしかできないので踏力の伝達効率が悪い。
  • 見た目がイマイチ(これは好みの問題)
  • 高速で回した時や立ち漕ぎ等の場面でペダルから足が外れ易い。

フラットペダルは足元を気にせず乗れる事も魅力の一つですが、シティーサイクルとして通勤通学等の街乗りオンリーでロードバイクを使用する事がメインなら、足を着く場面がとても多いので、直ぐにペダルから足を離す事が出来るフラットペダルが最も扱いやすい事になります。

普段はフラットペダル(フラペ)で、ツーリングや競技会参加の時だけビンディングペダル(後述)に付け替える人も居ます。

トゥクリップ対応ノーマルペダル

トゥクリップ

トゥクリップとは、先ほどのノーマルペダルの先端に取り付けるアタッチメント部分の事です。(左記画像参照)

ビンディングペダルが普及する前は、競技用自転車は勿論、よりスポーティーな走りを求める人の間では主流だった時代もありました。現在も根強いファンは多く、特にクラッシクタイプのロードバイクで使用率が高いようです。

つま先部分を押し込んで固定する事で、ノーマルペダルでは不安定になりがちな脚位置を半固定状態にして、安定したペダリングを行う事が出来るようになります。(※対応しているペダルが必要)

また、引き足が使えるようになるので両足のパワーを効率良く伝える事が出来ます。「引き足」とは、例えば右足が踏み込む状態の時に左足は引き上げるという事です。競輪用自転車に使われているのがこのタイプのペダルですね。

トゥクリップ

トゥクリップの機能を生かしつつ、もっと扱い易さを重視した「ハーフクリップ」と言う物もあります。(左記画像)

トゥークリップは、ストラップ(ベルト)でつま先部分を固定しますが、ハーフクリップはつま先を押し込むだけで使用できるので、より手軽に足を半固定した形にできます。


トゥクリップペダルのメリット

  • 余程特殊な形状の靴以外は、普通の靴で使用できる。
  • ペダルと足の密着性が高まるので、安定したペダリングを行いやすい。
  • ハーフクリップの場合は、ストップ&ゴーが多い場面でも扱いが楽。

トゥクリップペダルのデメリット

  • 靴底が厚かったり特殊なデザインのシューズでは使用不可。
  • 固定時も外す時もストラップを操作するので面倒かつ危険。
  • 緊急時の急停車等で足を外しにくい。

トゥクリップペダルは街乗りからツーリング、そしてスポーティーな走りまで対応しているペダルタイプだと言えますが、近年主流のカーボン製のスポーティーなロードバイクには、「見た目」の面で合わないんじゃないかと個人的には考えます。

アルミやクロモリ等で仕上げられている、レトロな雰囲気のロードバイクにはとても似合うと思うので、フラットペダルプラスαを望みペダル交換をするならそういった車種の人向けのペダルになるでしょう。

片面ビンディングタイプのペダル

片面ビンディング

このペダルの特徴は、普通の靴は勿論クリート付きシューズでも、ビィンデングを使用せずにフラット面を使用してペダリングできる点です。

ビンディング機能とは、スキーの板とスキーブーツを固定する仕組みからヒントを得て作られた足とペダルが固定されるる仕組み(機能)の事です。

片側はビンディング(SPD)対応になっていて、反対側はフラットペダルと同じように使えるようになっているので、走るシーンに応じて使い分ける事ができます。

いずれビンディングを使いたいけど、慣れるまでは怖いと言うような人にもオススメのペダルの一つですね。(ビンディング機能を使う場合は専用シューズが必要

画像のタイプの物以外に、もう少しコンパクトになった物もあるんですが、靴底に当たる面が少なくなる分つま先全体でペダルを踏むと言う感覚が薄れ、どちらかと言うと点で踏む感じになるので多少違和感があるでしょう。

片面ビンディングタイプペダルのメリット

  • 普通の靴でも使える上に専用シューズでビンディング機能も使う事が出来る。
  • 街中、郊外と言った走るシーンによって使い分けが出来る。
  • 専用シューズでも普通に歩く事が可能。

片面ビンディングタイプペダルのデメリット

  • 専用シューズが必要。(ビンディングを使わなければ無くても良い)
  • 専用シューズのクリートをペダルに嵌めるのにコツが必要。(これは慣れ)
  • ビンディング機能使用時は、緊急時等、足をペダルから外し難い。

SPDペダル(片面ビンディングタイプ)の場合、ビンディングシステムを使うに当たり画像のような専用シューズが必要で、丁度母子球内側辺りに「クリート(画像右)」と言う専用部品を取り付けて、その部分をペダルに嵌める事で固定される仕組みになっています。

ビンディングシューズクリート

SPDは、「Simano Pedaling Dynamics(シマノペダリングダイナミクス)」を略した物で、シングルリリース、マルチリリースの二種類があり、シングルリリースは踵を外側に捻った時だけ外すことが出来、マルチリリースは左右どちら側に捻っても外す事が出来ます。

マルチリリースは外しやすい反面、外れやすいとも言えるので、ハードに使う時には少し注意が必要です。

ビンディングペダルSPD-SL

片面ビンディング

ビンディングペダル(SPD-SL)は、ロードレース(競技)用として開発されたた物で、ペダリング効率の最適化、長距離やハイスピードでの過酷なシーンでも、その性能がライダーの疲労軽減やライディング向上に一役買っています。

ビンディングシステム自体は、1984年にLOOKが提唱し普及してきましたが、SPD-SLはシマノが生み出した独自規格です。

先ほどの「SPD」は、「Shimano Pedaling Dynamics」でしたが、SPD-SLは「Shimano Pedaling Dynamics Super Light(シマノペダリングダイナミクス スーパーライト)」と言う意味です。

スーパーライトと言うほど軽いかどうかは?ですが、無駄な物は一切そぎ落としてロードバイクで走ると言う事に特化したパーツである事は間違いありません。

競技用に特化した製品ですが、その高性能さからツーキニスト、ホビーライダー、ツーリング、競技会と言ったあらゆるジャンルで使用されていています。
SPDペダルとSPD-SLペダル、ペダルに固定すると言う意味では共通したシステムなんですが、ペダルとシューズの密着性を高めているのが「SPD-SL」だと覚えておくと良いでしょう。

SPDペダルとSPD-SLペダルの一番の違い

片面ビンディング

SPDペダル同様にシューズの底に専用の「クリート」と言うパーツを取り付けて固定するのはSPD-SLも同じなんですが大きな違いが一点あります。

SPDの場合はシューズ底面からクリートが飛び出す事は無く、クリートを取り付けても底面はフラットなんですが、SPD-SLの場合はクリート部分が飛び出した形になります。

SPD-SLSPD-SL

画像だと分り難いかもしれませんが、1㎝強、靴底から飛び出します。この飛び出したクリート部分がペダルに嵌りペダルとシューズが一体化します。

この出っ張り、ロードバイクで走っている時は何も違和感は無い訳ですが、バイクから降りて歩く時はこの出っ張りの存在が凄~く邪魔になります。要するにつま先が上がった状態で歩くことになるので、軽くロボットの様な独特の歩き方になると言う事です。

ですから、出先で沢山歩く様な場面が多い場合は非常に不向きなので、その点は頭に入れておきましょう。「クリートカバー」を別途購入してそれを利用すると歩く事によるクリートの減りと歩きにくさ(滑る事)を軽減してくれます。

余談ですが、ペダルにクリートが入った時の「カチッ」と言う音が、何ともやる気にさせてくれる感じがして個人的にはその音がとても気に入ってます。

SPD-SLペダルのメリット

  • SPDよりも踏み面が大きく固定力が強い。
  • 軽量でパワー伝達性に優れている。
  • 効率良いペダリングが可能になる。

SPD-SLペダルのデメリット

  • ペダルが外しにくいので急停止時等で外れずに立ちごけ(転び)し易い。
  • クリートが出っ張っているので非常に歩きにくく滑りやすい。
  • 固定力が強い分、特に膝への負担が大きい。
  • 専用シューズが必要

実用性と言う面だけで考えると、SPD-SLペダルよりもSPDペダルの方が向いていると言えますが、競技志向が強い人、より早くより遠くへ行きたい人、装備は完ぺきにして見た目も性能も楽しみた人などに向いているでしょう。

シューズが固定される事に違和感を感じて敬遠する人も多いですが、これは慣れの問題なのであまり難しく考えすぎない方が良いと思います。

ただ、「難しく考えない・・・」事と「軽く考える・・・」事は、似てるようでまったく違った意味になるので油断は禁物です。停車時にクリート外すの忘れて車道側へ倒れようものなら、大惨事になりかねませんからね。

ちなみに、私もロードバイクを初めて購入した時にはペダル選びは少し悩んだ部分だったんですが、自分の性格を考えて絶対に競技色が強いSPD-SLペダルが欲しくなると思ったので、初めからSPD-SLペダルを装着しました。

脱着自体は簡単に行えるので、停車時に忘れさえしなければ街乗りからロングライドまで快適に使用できますよ。強いて不便さを上げるとしたら、歩き難さと滑りやすさぐらいですね。

記事中にも書いてますが、SPDペダルとSPD-SLペダル、それぞれ専用シューズが必要と言う事はお忘れなく。金額的には下は5000円、上は50000円と幅広い価格帯で展開されてます。

クリートはペダルに専用品が付属してるので、それをシューズに取り付けて使用します。消耗品なのである程度減ってきたらクリートのみパーツ購入して交換して使います。


シマノ以外の人気ペダルメーカー

シマノ以外にもビンディングシステムを搭載したペダルがあるので代表的なメーカーと特徴を書いておきます。

Look(ルック)

Look

ルックは元々スキーのビンディングのメーカーだったので、そのノウハウを生かして最初にロードバイクのペダルにビンディングシステムを採用したメーカーです。

ベアリングがやや弱いと言われている事と、歩いたりしてクリートが減るとペダルの固定力に影響が出るのが早いようです。
自転車ののフレームメーカーとしても世界的に有名。
LOOK KEO BLADE 2 ProTeam Ti 12Nm仕様 ペダル

TIME(タイム)

Look

元々ルックのエンジニアだった人が立ち上げた会社。
ルック在籍中に、「足が固定されているとヒザに悪いから、左右に動かせるペダルを作るべきだ・・・」と主張したのに受け入れてもらえず、ルックを止めて独立したと言うエピソードを持つメーカー。

自転車のフレームも作ってるけど、何処と無くルック面影を感じるデザインです。
【TIME】タイム PEDAL ペダル ATAC XC 12

SPEED PLAY(スピードプレイ)

Look

独自の考えに基づきペダルからビンディング機能を除外してオリジナルペダルを開発した会社。写真を見ても分るように独特の形状をしていて、別名、「チュッパチャップス」と呼ぶ人も少なく無い。

ペダルとシューズの固定部分の自由度が高いので、現在、膝にもっとも優しいと言われているペダルで、膝痛に悩む人が一度は試すペダルになりつつあります。
SPEEDPLAY(スピードプレイ) ZERO CHROME-MOLY

終わりに

ロードバイクのペダル選びは、ロードバイクの使用環境によっても大きく左右されるので、「絶対にこれが良い!」と言う事は言えないんですが、自分がどのような用途をメインにロードバイクに乗るのかと言う部分をしっかりと考えた上で、ロードバイクのペダル選びを行いましょう。

通勤通学中心なら、フラットペダル。週末ライド中心でしっかり走りたいならSPD又はSPD-SL、ロードレースやヒルクライムなどのイベントを視野に入れているなら初めからSPD-SLでも良いでしょう。

ロードバイクを購入する時点で、フラットペダルが装着してあるなら、しばらくそれに乗ってロードバイクに慣れた後でペダルを交換する事も一つの方法ですが、この場合は少しだけ注意する点があります。

フラットペダルでロードバイクに慣れてしまう事によって、SPDペダルに交換後も、フラペで慣れてしまった癖が抜けにくくなり、SPDペダルに馴染むまで少し時間がかかるかも知れないと言う事です。

この点は個人差もあるので何とも言えない部分でもあるんですが、体に染みついた癖と言うのは思うほど簡単に抜けないので苦労するかもしれません。

以上の事を踏まえた上で、ペダル選びをしてくださいね。

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