ロードバイクのタイヤの種類

ロードバイク

タイヤの種類を学ぼう!

比較的低価格て交換作業も簡単に行える上に、走りの違いが顕著に表れやすく見た目的にも影響を与える部分の一つがロードバイクのタイヤです。

ロードバイクのタイヤは他のタイプの自転車に比べて極端に細いので、「どれも大して変わらないだろう・・・」と、重要視しない人も居たりしますが、走行性能、乗り心地等にシビアに影響する大事な部分です。

ロードバイク用のタイヤの構造は大きく分けて三種類に分類されていて、それぞれ特徴があるので、その点を踏まえた上で自分に最適な物を選ぶようにします。

とは言っても、これからロードバイクに乗り始める人の場合は、その殆どが、「完成車」からスタートするケースが多いと思うので、

既にタイヤが装着されていて選択の余地は無い訳ですが、タイヤについての知識の一つとして、種類や性能の違いについて知っておく事は必要です。


タイヤは消耗品ですから、乗れば乗るほど摩耗して交換サイクルも早くなるので、交換時のタイヤ選びの為にも知っていて損は無いですね。

通常、10~20万円程度の完成車にはエントリーグレードのタイヤが装着されている場合が多いですから、そのタイヤである程度走った後に、グレードの高いタイヤに変更する方が、「タイヤ性能の違い」が、より分る事にも繋がります。

ちょっと下品な表現になりますけど、世の中の女性が全員美人だった場合、その人たちに対して「美人」だと言う感覚は抱かないはずです。「美人」が普通なので。

しかし、美しい人、そうでない人が居るからこそ「可愛い」「綺麗」と言う事が認識できる訳です。食べ物等でも同じですよね。

ですから、購入したバイクに取り付けられているタイヤを無理に変更する必要は無く、たとえグレードに低いタイヤだったとしても、乗り手のグレードも初めは低い訳ですから「練習」「慣れる」と言った意味でも丁度良いんじゃないでしょうか・

始めからグレードの高い高性能タイヤと言われる物を装着しても良いですが、良さや違いは分り難くいので、しっかりとステップを踏む事も大事です。。

三種類のタイヤ

ロードバイクのタイヤは大きく分けて三種類に分類されています。

◇クリンチャータイヤ チューブ入りのタイヤ
◇チューブレスタイヤ その名の通りチューブ無しのタイヤ
◇チューブラータイヤ タイヤとチューブが縫い合わされている一体式の物

三種類のタイヤそれぞれの特徴を見て行きましょう。

クリンチャータイヤ

ロードバイク、それ以外の自転車にももっとも多く採用されているのがクリンチャータイヤです。

タイヤの内側にチューブを入れて、そのチューブに空気を入れる事でタイヤを膨らますと言う構造になっています。

タイヤの構造上、「WOタイヤ」と呼ばれる事もありますが、一般的には「クリンチャータイヤ」と呼ばれる事が殆どです。一番普及しているタイヤなので販売されている種類も多く選択肢も広くて、価格も廉価なものから高価なものまで幅広く用意されているのがクリンチャータイヤ。

クリンチャータイヤのメリット

  • 最も普及しているタイプのタイヤなので、タイヤの選択肢が広い。
  • パンクした際にチューブだけの交換やパッチでのパンク修理だけで済むのでランニングコストが安くて済む。
  • タイヤとチューブの組み合わせによって性能や耐久性のアレンジができる。

クリンチャータイヤのデメリット

  • 低圧になると段差などで底付きしてリム打ちパンクし易い。
  • チューブの空気圧でタイヤをリムに押しつけている構造上、内圧が下がるとホイール(リム)からタイヤが外れ易くなる。
  • チューブレスやチューブラーやよりも、若干乗り心地が悪い。

予備チューブ購入時に気をつける事

クリンチャータイヤの予備チューブとチューブレスタイヤの予備チューブ購入の際、チューブのサイズとバルブ長(空気を入れる部分)に気を付けましょう。

例えば、使用しているタイヤサイズが「700-23C」だった場合は、それに合ったサイズのチューブを購入しなくてはなりません。

チューブ側の表記は「700×20-25C」の様に書いてあるので、これを目あすにしてチューブ選びをします。「20-25C」の部分が適合するタイヤサイズ(幅)です。つまり、幅20㎜~25㎜のタイヤに使えると言う事です。

もう一点チューブチューブ購入の際に注意が必要です。チューブにはバルブの長さが複数あるので、自分のホイールのリム高に合った物を選びます。

短すぎる物を購入すると、ホイールから出るバルブ長不足によってポンプが上手く装着できなくなって空気を入れる事が出来ません。


バルブの長さには32mm、48mm、60㎜と言った複数の長さがありますが、リム高(リムハイト)24ミリまでのホイールの場合は「48㎜」のバルブ長のチューブ、リムハイト30~35mmならバルブ長は「60mm」のチューブを選びましょう。

また、バルブの種類も「英式」「米式」「仏式」とありますが、ロードバイク用のチューブとして販売されている物の殆どが「仏式」なので大丈夫ですが、この点も一応頭に入れた上でチューブ選びを行いましょう。



性能やコスト面などトータル的に考えて、初心者の方が最も扱いやすいタイヤがクリンチャータイヤだと思います。他のタイヤについては後述しますが、各タイヤ、完全にスリック状のものと、スリッドや溝付きの物もあるので、それらもタイヤ選びの基準の一つになります。

チューブレスタイヤ

その名の通り、タイヤの内側にチューブを入れずに使用できるのが「チューブレスタイヤ」です。車のタイヤと同じだと考えて良いでしょう。

チューブレスタイヤの特徴としては、チューブが無いのでタイヤとチューブのズレによる摩擦によるロスがなく、走行抵抗が軽いの事が特徴。構造上「リム打ちパンク」は起こらないので、低圧でタイヤのクッション性能を活かした走行も可能になります。




ただ、チューブが無い分、ホイールリムとタイヤを密着させる必要があるのでタイヤビート部分がかなり丈夫に出来ているのでその分固く、タイヤを脱着する際にクリンチャータイヤよりもハメにくい(コツがいる)です。

また、チューブレスタイヤの場合、タイヤに空気を入れる際にある程度の圧力が必要になるので、携帯ポンプ等では対応できないので、出先でパンクした時の為にクリンチャータイヤ同様にパンクに対しては予備チューブで対応する事になります。

チューブレスタイヤのメリット

  • クリンチャータイヤよりも転がり抵抗が少なく乗り心地が良い。
  • チューブが無いので低圧時のリム打ちパンクはし難い。
  • 異物が刺さってパンクしても急激な空気漏れを起こしにくい。
  • チューブが無いのでチューブに起因するトラブルが無い。

チューブレスタイヤのデメリット

  • チューブレス用のホイールが必要。
  • 空気漏れを防ぐためにタイヤとチューブの噛み合わせが強固なのでタイヤの脱着が大変。
  • 取り扱い時にビード部を傷つけると、空気漏れの原因となる。
  • 携帯ポンプでは空気を入れる事はできない。
専用ホイールが必要と言う事、脱着が少し大変な事、タイヤ自体の価格がクリンチャータイヤよりも高くなる事を踏まえて、クリンチャータイヤよりも軽さや乗り心地を求めるなら、チューブレスタイヤを選択する事になりますね。

チューブラータイヤ

チューブラータイヤは、タイヤの外壁内側にチューブが縫い付けられているチューブとタイヤが一体式になった物で、空気入りのタイヤが発明された当時の構造です。

競技用として最も普及しているタイプのタイヤで、軽量でタイヤとチューブのズレから生じる抵抗が少なく異物を踏んだ時でも急激に空気が抜ける事は少ないタイヤです。

トータル的な性能の高さから、実業団のロードレースでは選手の9割以上が試合用タイヤとしてチューブラーを使用しています。


ただ、一般道で使用する場合、パンクした際は少し厄介です。

チューブに空いた穴を塞ぐためにはタイヤの縫い目を解いてチューブを剥がして作業を行う必要があるので、厳密には出先で行う事はほぼ不可能に近く、近年はそのような行為を行う人はほとんど居なくて、シーラント剤で対応するか予備タイヤを持ち歩いて対応する形になります。

チューブラータイヤも専用ホイールが必要です。

チューブラータイヤのメリット

  • 軽量でグリップも乗り心地も良い。
  • パンク時に、急激に空気が抜けずスローパンクになる。
  • バーストしたとしてもタイヤがリムに残りやすい。
  • 高速走行に強い。

チューブラータイヤのデメリット

  • パンク修理やタイヤ交換の手間がかかる。
  • タイヤが高額なのでランニングコストが高くなる。
  • パンクした時など、交換したばかりの新品タイヤでも丸ごと交換になる。
  • 予備タイヤの持ち歩きが嵩張って大変。
チューブラータイヤは、競技出場時、競技志向が強い人向けのタイヤと言えるでしょう。ロングライドやサイクリングに適しているタイヤとは言いにくいですが、予備タイヤの携帯等が問題無く行えるなら、普段使用しても何も問題はありません。

クリンチャー、チューブレス、チューブラータイヤ全てに対してですが、ブランドやタイヤの種類によって回転方向が定められている物があるので、その点注意して取り付けしましょう。大抵、タイヤのサイド部分に矢印などで表記してあります。

自転車用カラータイヤ

ロードバイクのタイヤの種類の一つとして、「カラータイヤ」があります。

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写真を見ても分るように、トレッド面そのものにカラーが付いている物とサイド部分がカラーリングされている物があります。

これは性能云々には一切関係なく、見た目チューンっと言う感じですね。バイクの色と合わせるなどして見た目的に自分好みに仕上げるための一つのアイテムの位置付けになります。

ただ、トレッド面がカラーリングされているタイヤの使用はあまりオススメしたくは無いです。

何故かと言うと、タイヤが路面に接地するトレッド面に色が塗られている事で、タイヤ本来の性能(グリップ力)を低下させるからです。

ロードバイクではかなりのスピードで走る事になるので、ポタリング専門、見た目専門的な用途以外では、接地面に色が塗られている物の使用は避けるようにしましょう。

サイド部分に関しては性能に影響しないので何も問題りません。現に私もサイド部分に色が塗られているカラータイヤを使用しています。カラータイヤを装着すると見た目の印象はかなり変わりますね。

ロードバイクのタイヤのサイズ

タイヤサイズの規格の話を始めてしまうと、限が無い程複雑な面が多いので細かい規格等については割愛しますが、現在ロードバイクのタイヤのサイズといてもっとも使われているサイズが、「700-23c」「700-25c」「700-28c」になります。

現在ロードバイクで使用されているタイヤのサイズは「700-23c」主流ですが、近年は「700-25c」の使用者が増えて来ています。

その理由ですが、以前はタイヤが細い方が転がり抵抗が少ないだろうと考えられていたので、競技用として発展してきたロードバイクの場合、より抵抗を減らして走るために細いタイヤが好まれてきました。

21c主流の時代もあったぐらいです。



しかし、近年各メーカーの研究により、同じ空気圧で走行した場合、23cよりも25cの方が転がり抵抗が少ないと言う事が分り、ツールドフランスなどで走っているチームでも25c使用率が高くなっています。

素人に分るレベルの話かどうかは?な部分ですが、そういった理由から25cが普及しつつあります。

タイヤサイズの表記

ロードバイクのタイヤサイズ表記では700×23Cというように表記されています。
「700」の部分がタイヤの外形を表していて、700㎜=27インチのサイズと言う意味になります。

「23」は、タイヤの幅を表していて、23=23㎜25=25㎜と言う事になります。「○○C」と数字の横に表記されてる「C」の意味は、ホイールのリム規格(幅)の事を表していています。車の場合、ホイールの幅(太さ)を「○○J」と表現しますけど、それと同じような感じですね。

この表記の仕方はフランス独特の物で、一般的な自転車の表記とは少し異なっています。バルブ(空気を入れる部分の口)も、「英式」「米式」「仏式」があるように、タイヤサイズの表記も数種類存在します。

難しい話は抜きにして、タイヤサイズが太い方が乗り心地はソフトになると考えてもらい、自分の用途を考慮した上でタイヤサイズを選ぶようにしましょう。

28cの場合、フレームのチェーンステー付け根の幅によっては装着不可の場合があるので注意が必要です。ロードバイクでの使用率は低く、クロスバイクでは標準的なサイズが28cになります。

まとめ

あくまでも私見でのアドバイスになりますが、ロードバイクをこれから始める方の場合のタイヤ選びは、価格、性能、扱い易さ等、総合的に考えて、「クリンチャータイヤ」を選択する事をお勧めします。タイヤサイズは23c又は25cが良いでしょう。

また、タイヤの種類によって使用できるホイールも変わって来るので、「チューブレスに変えたい・・・」と思ったとしても、所有しているホイールがチューブレスに対応して無ければ使えませんね。

ロードバイクに乗り始めてしばらく時間が過ぎると、ドレスアップとしてや、より高性能な物が欲しいなどの理由で新しいホイールが欲しくなるので、その時にチューブレスやチューブラータイヤを選ぶ事も一つの方法です。

一言でロードバイクと言っても、人それぞれ用途が違うので、周りの人や情報に流される事無く、自分の用途に合った物を選ぶようにしましょう。これはタイヤに限った事ではありませんが。

【オマケ】勝手にタイヤランキング

  1. 【Michelin Pro4 SC (ミシュラン プロ4 SC)

    ミシュラン PRO4は「グリップ力」「振動吸収性」「耐パンク性」「抵抗の少なさ」において最もバランスが取れていて、総合的に高いパフォーマンスを発揮するタイヤです。

  2. ヴィットリア オープンコルサCX

    トレッド表面に施されているヤスリ目が、ドライ、ウェット路面で高いパフォーマンスを発揮します。特にウエットでのグリップ力と安定感が高いです。

  3. Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 4000s2

    このタイヤは「ブラックチリコンパウンド」という通常のコンパウンドの10分の1の粒子の大きさで形成されていて高いグリップ力と転がり抵抗の少なさを実現しているタイヤです。

ロードバイク主要タイヤメーカー
  • SCHWALBE/シュワルベ
    ドイツにあるラルフポール社が展開するブランド


  • ミシュラン/MICHELIN
    フランスのタイヤメーカー


  • ヴィットリア/VITTORIA
    イタリアのタイヤメーカー


  • コンチネンタル/Continental
    ドイツを代表するタイヤメーカー


  • ブリヂストンサイクル
    世界的にも有名な日本のタイヤメーカー


  • パナレーサー/PANARACER
    国内ブランド、パナレーサー株式会社


  • IRC/アイ・アール・シー
    国内ブランド、井上ゴム工業

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