ロードバイクのタイヤ選び/走行シーン(用途別)

ロードバイクタイヤ選び

走るシーンに合わせてタイヤ選びする事も必要

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「ロードバイクのタイヤ」と一言で言っても、その種類は実に豊富なので、その豊富さがタイヤ選びの際、楽しみになる部分でもあり悩ませる部分にもなりますね。

タイヤを選ぶ際に大事なポイントは何だと思いますか?

多分、大半の人が「性能」と答えるでしょう。勿論それは大切な事なんですが、同じぐらい大事な事があります。それは、「用途に合わせてタイヤ選びをする」と言う事です。

極端な言い方になりますが、ロードバイクを通勤通学メインで使うような人が、バリバリのレースタイヤを使う事はあまり意味の無い事になります。

ここでは、用途に合わせたタイヤ選びのポイントと、おすすめタイヤについて解説していきます。

通勤通学に向いているタイヤ

通勤、通学等がメインでロードバイクを使用する場合、学校や会社、駅までの距離が数kmと短い場合は、特にタイヤの種類を気にする必要も無いですが、片道10km~20kmの距離を毎日走る場合はタイヤ選びも重要です。

通勤、通学の場合、「○○時までに学校又は会社に着かなければならない」と言う時間の制約があるので、その点を重視した形でタイヤ選びをする事が何よりも大事です。

そう考えれば使用するタイヤにとって何が一番重要なのかは想像つきますよね。そう、「パンクに強い事」です。耐パンク性の髙いタイヤを選択する事が何よりも重要な事になります。

困った

パンクにはいつ何時見舞われるかは分らない訳で、極力そのリスクを減らす必要があります。

ジテツウで遅刻して、「すみませんパンクして・・・」と言う言い訳を何度も使うような事になってしまったら、たとえ本当の事でも「」って思われるようになってしまいますからね。

厳しい会社だったら、「ジテツウ禁止」なんて事にもなり兼ねません。100%パンクさせない事は乗らない以外は無い訳ですが、出来る対策は取っておきたいですね。

二番目に大事な点は、天候や路面状況に対してオールラウンドに対応してくれるタイヤ選びをする事です。

朝は快晴でも帰りは雨になる事も多々あるので、ウエット路面でも安定して走れるように溝付きのタイヤを選ぶ事と、路面の凸凹や段差等に対して悪影響を受けにくいタイヤサイズを選ぶ事も大事なポイントです。

具体的には「23C」よりも「25C」の方が、段差にも強く乗り心地も良いので通勤通学には適しているタイヤサイズになります。

次のポイントとしては、タイヤの耐摩耗性の髙さになります。毎日使う物なので減りの早い物は極力避けて、多少グリップ感等の性能面を犠牲にしても、「減り難いタイヤ」が望まれます。

通勤通学用オススメタイヤ

以上の点を踏まえた上で、通勤通学用としてオススメ出来るタイヤは以下です。勿論ここに挙げる物以外にも色々ありますが、限が無いので一つの参考材料として三点紹介します。

パナレーサー・ツーキニスト(700-25C)は、その名の通りツーキニスト向けに開発されたタイヤなので、耐久性、耐パンク性等に優れています。

耐久性を高めるためにケーシング構造がしっかりしているので、空気圧高めで乗る場合は若干跳ねる感じはありますが、意識的に気にしない限り気になる事は無いレベルです。


パナレーサー Tサーブ プロテックス(700-25C)は、ツーキニストよりもワングレード上の位置付けになるタイヤで、ツーキニストよりも走行感の軽さと耐パンク性を向上させているタイヤです。

映画「メッセンジャー」のモデルになった実在するメッセンジャー集団「T-serv」と、パナレーサーの共同開発によって生み出されたタイヤです。


次に、コンチネンタル Grand Prix 4000S2(700-25C)。これは上記二点のタイヤとは性質がまるで違い、街乗りからレースまで使用できる高性能タイヤです。

通勤通学等で使用する人の中で、よりスポーティーに走りたい人にオススメ出来るタイヤで、耐久性も高く6000kmノーパンクだった人も居るぐらいです。


クリンチャー(チューブ入り)タイヤの一択

上記三点のタイヤは、いずれもクリンチャータイプのタイヤなんですが、パンクした時の事を考えると修理時の作業性の手軽さから、やはり通勤通学ではクリンチャータイヤの一択で考えた方がよいでしょう。

価格的には上から順番に、2000円台後半、3000円台後半、5000円台後半になるので、予算に応じた形でタイヤを絞り込んで行くのも一つの方法です。

ロングライド(長距離)に向いているタイヤ

ロングライドと一言で言っても、距離に対しての感覚は個人差があるので、ここでは100km以上の距離を「ロングライド」と定義します。

「自転車で100km以上走る」、ロードバイクの経験が無い人が聞いたら、「嘘でしょ・・・」と思える距離ですよね。実際私もロードバイクに乗り始めた時、そんな距離を走る事が信じられない程でした。

ロードバイク

しかし、ロードバイクに乗る時間が増えて行く事に同調するかのように、走行距離もグングンと伸びて行くので、100kmと言う距離は一つの壁ですが、それほど高い壁ではありません。

週一程度乗るだけの人でも、早ければ3カ月~半年、遅い人でも一年の経験で普通に走れてしまう距離になります。

そんなロングライド時にタイヤに求められる性能は、対パンク性の髙さに合わせてグリップ力等の性能もある程度考慮して考える必要があります。

通勤通学とは違い、上り下りと言ったシーンが街乗りよりも多くなりますし、最高速や平均時速も比較的高くなるので、対パンク性+αを考慮してタイヤ選びを行います。

ポイントとしては、「耐パンク性」「乗り心地の良さ」「タイヤの軽さ」の三点を重視すると良いでしょう。

「乗り心地の良さ」=「振動吸収性が高い」と言う事になるので、ロングライドで身体に与えるダメージに大きく影響する部分なので特に大事な部分と言えます。

サスペンションシステムを持たないロードバイクの場合、路面からの振動がダイレクトに体に伝わってくるので、その事は魅力の一つでもあるんですが疲労の原因にもなります。特に、お尻や腰への負担に大きな差となって現れやすいです。

短距離ではさほど影響はありませんが、100kmを越える長距離を走る場合は振動吸収性の良し悪しが疲労と密接に関係すると言う事は頭に入れておきましょう。

ロングライドおすすめタイヤ

以上の点を踏まえた上でタイヤ選択の指標の一つになるよう、ロングライド向きのタイヤを紹介します。

先ほども紹介したGrand Prix 4000S2(700-23/25)、このタイヤはロングライドでもオススメできるタイヤです。一つ古いバージョンで、「Grand Prix 4000S」があるので、このタイヤがまだ販売されていればそれも良いでしょう。

一点気になるのは、乗り味は若干ゴロゴロした固めの感じなので、人によってはそれを嫌う人もいるようです。


次に紹介するのは、「MICHELIN(ミシュラン) Pro4 ENDURANCE V2」。ミシュランPro4シリーズの中で、 耐久性と長寿命を求めるライダー向けに用意されているタイヤです。

同社の「PRO4 Service Course」と比較して約20%タイヤの寿命が延びている事と、耐切創性とパンク耐性強化も強化されつつ、乗り心地も確保しているタイヤです。


次のタイヤは、パナレーサー RACE D EVO2。

このタイヤの特徴は、パンク原因になる事が多い荒れた路面や、パンクを避けたいロングライドに対応する耐パンク性能を強化したタイヤ。

3DケーシングにPTベルトを使用することで耐カット性能にも優れていて、貫通・リム打ち・サイドカットなどのパンク要因に威力を発揮するロングライド向きのタイヤです。

ここでもクリンチャーしか取り上げていませんが、性能の高さ、乗り心地の良さ等でチューブラータイヤも良いのですが、予備タイヤが嵩張る事、パンク時のタイヤ交換がクリンチャーやよりも大変な事を考えてあえて外しました。

特にロードバイクに乗り始めたばかりの人の場合、チューブラータイヤでパンクに見舞われた時に難儀する可能性が高いので、「絶対にダメ」と言う事ではないんですが、タイヤトラブルに対しての事を考えると、ロングライドにはあまりオススメ出来ないとう事です。

とは言っても、チューブラータイヤの性能は高いので、ある程度経験を積んだ人達の使用率はとても高く、予備タイヤも上手く収納して持ち歩くなどして、チューブラータイヤを楽しんでいる人も多いです。

ツーリング、レース向きのタイヤ

「ロードバイクレース」と一言で言っても距離や開催場所等、細かく分類されるのでそれらの事がタイヤ選びに多少影響するものの、求められる性能は、「グリップ力」「タイヤの軽さ」「転がり抵抗の少なさ」です。

逆の言い方をすれば、得る物がある分、犠牲になってしまう部分も存在する訳で、その結果、タイヤの減りが早くて耐久性も劣ると言う事になります。

ツールドフランス

ツールドフランスの様に、毎日200km前後を走破するようなレースの場合、ある程度の耐久性も必要ですが、サポートカーが常にスペアを積んで帯同しているプロの競技とホビーレースでの比較はできませんね。

ロードレースで使用されているタイヤの殆どが、競技用の「チューブラータイヤ」です。


チューブラータイヤ、チューブレスタイヤが転がり抵抗の少なさ、乗り心地の良さ等に吐出してるので、レースイベントには向いているタイヤと言えます。

ホビーライダーの殆どは、ツーリングからレースイベントまで使えるようなタイヤで普段から走ってるので、「レース向き」と言うよりは、「ツーリングからレースまで」と言う形で選ぶようにした方が良いでしょう。

特に初心者の方は、耐久性や耐パンク性能が低いと言われる物の使用は避けた方が良いです。ハイスペックなタイヤを初めから使っても、その性能を生かす事も出来ないですし感じる事も出来ないからです。

始めはエントリーグレードのタイヤでとにかく走り込んで、一緒に自分もバイクに慣れていきながら、タイヤが寿命を迎えた時に交換すると言うのも一つの考え方です。

それらを踏まえていくつかタイヤをピックアップするので参考にしてもらえればと思います。

スポーツ走行&レース向きのおすすめタイヤ

競技用に特化した部分で考えるなら、やはりチューブタイヤの存在は欠かせません。(※タイヤの種類については→こちらの記事をごらんください)

「ヴィットリア コルサ CX チューブラー」Corsa CXシリーズは、世界で最も使用率も高く有名なタイヤです。

Vittoria 独自の320TPIコアスパンケーシングと最新のコンパウンドの融合により、しなやかな乗り心地と高グリップを両立させてシーンを選ばずに使えるレーシングチューブラータイヤです。
チューブラタイヤを使用してる人は、必ず一度は履いた事があるタイヤです。

次にチューブレスタイヤですが、これはあまり選択の余地が無いと言うのが現状です。

その理由は色々とあるんですが、専用リムが必要と言う事、タイヤを開発するに当たっても高度な技術が必要と言う事、開発コストの割に需要が少ないので各メーカーが参入を足踏みしてるなども考えられるので定かな理由については言及できませんが、少しずつ普及しつつあるという事は言えます。

使用しているユーザーもクリンチャーと比較した場合圧倒的に少ないんですが、決してチューブレスが悪いと言う事でないので誤解しないでください。

チューブレスタイヤの詳細は先ほどリンクを張った「ロードバイクのタイヤの種類」の方をお読みいただければと思います。

IRC FORMULA PRO TUBELESS。国内メーカー井上ゴム工業が送り出しているレーシングチューブレスタイヤ。エネルギーロスの元になるチューブの素材に着目してテストを重ね、チューブレス採用により20%の転がり抵抗軽減に成功したタイヤです。

現在販売されているチューブレスタイヤの中で、使用率がとても高いタイヤの一つです。


ヒルクライムに向いているタイヤ

ヒルクライムに向いているタイヤについてはツーリング、レース向きのタイヤと共通していると考えてもらえば良いです。時速10km~20kmで登坂する事が殆どなので、ヒルクライム向いているタイヤを強いて挙げるとしたら「軽量」である事に尽きます。

ホイールタイヤ周りの100gは、フレーム回りを1㎏軽量した事に匹敵すると言われているので、ヒルクライマーの人たちは、タイヤ、チューブの数十グラムの重さに強く拘ったりします。

ですから、ヒルクライムに特化した形のタイヤを選びたいなら、「軽さ」重視で選ぶ事になります。普段使用しているタイヤサイズが「23」または「25」だとして、ヒルクライム(競技)の時だけ「21」などにサイズダウンして転がり抵抗軽減と軽量化を計る人もいます。

軽量タイヤに共通して言える事は、無駄を削ぎ落としているので必要最低限の強度(耐久性)しか持ち合わせていないと言えるので、その事はしっかりと頭に入れた上でタイヤを扱うようにしたいですね。

軽量タイヤでも普通に走る事は当然できますが、パンクし易い、タイヤの減りが早い、リム打ちパンクし易いなどのデメリットがあります。

通常のスポーツタイヤが一本当たりの重さが平均で200~230gにに対して、軽量タイヤと言われる物は160~180g程度に抑えられています。

まとめ

ここまで読み進めてくれた人には、タイヤ選択の指標は大よそ掴めたと思います。
価格帯が同じであれば、各メーカーそれ程大きな性能差は無いと言えるんですが、「持ちが良い」とか「乗り心地が良い」など、それぞれ特徴はあるので、用途と特徴を踏まえた上でタイヤ選びをすると良いですね。

ロードバイクのタイヤは親指の先ほどの太さしか無いですが、タイヤによって乗り味は大きく変わるので、乗り比べると色々分って面白いですよ。

記事中に書き忘れてしまったので追記しますけど、チューブラータイヤは自然に空気が抜ける量が、クリンチャーよりも遥かに早いので、エアー圧のチェックは気を付けましょう。

また、クリンチャーもチューブレスも前日チェックしたとしても、翌日乗るなら必ず走り出す前に空気圧をチェックしましょう。この時に、異常に空気が減ってたりした場合は、パンクしている可能性大です。

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